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根強いドル高圧力、インフレ指標で買われたポンドも反落=ロンドン為替概況

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根強いドル高圧力、インフレ指標で買われたポンドも反落=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、根強いドル高圧力が広がっている。この日最も大幅な値動きとなったのは、NZドル売り・ドル買い。NZ中銀が25bp利上げを発表するとともに、今後の利上げ休止を示唆したことが背景。東京午前の発表からロンドン市場にいたるまでNZドル売りが続いている。対ドルでは0.62台半ばから0.61台前半へと大幅に下げてきている。この動きが市場全般にドル買い圧力となった面が指摘される。ポンドドルは買いが先行。4月英消費者物価指数が前年比+8.7%と前回の10.1%から低下したものの、市場予想+8.2%を上回ったことがポンド買い反応を誘い、ポンドドルは1.2470付近まで買われた。しかし、その後はドル買い圧力とともに反落、安値を1.2360台まで広げている。ユーロドルは1.0795近辺まで買われたが、1.08台には届かず下押しされ、1.0750割れまで安値を広げた。5月独Ifo景況感指数は91.7と前回の93.4や市場予想93.0を大きく下回った。独連銀は、第2四半期のドイツ経済は小幅成長となる見込み、とかろうじてリセッションが回避される見方を示している。欧州株が大幅安となり、米株先物も下げに転じている。インフレ圧力が警戒されるなかで、これまでの上昇の動きに調整が入る格好。ドル高とともに円高の動きがみられ、ユーロ円は149円台半ばに買われたあとは148.80台まで反落、ポンド円も172.80近辺まで買われたあとは171.20台まで下落する場面があった。ドル円は138.20台まで下落したあと138.70台まで反発も、足元では138.50付近での推移と方向性に欠けた。

 ドル円は138円台半ばでの取引。ロンドン朝方に138.23近辺まで下落、その後138.73近辺まで反発。足元では138.50付近に落ち着いている。米10年債利回りが3.68%付近から3.72%付近での振幅で、前日終値を挟む動きにとどまっている。欧州株が大幅安となる一方で、原油先物が買われるばどまちまちの動向。

 ユーロドルは1.07台後半での取引。序盤に1.0795近辺まで買われたあと、ドル高の動きに押されて1.0748近辺の安値をつけた。足元ではやや下げ渋り。ユーロ円は149.58近辺まで買われたあとは売りに転じると148.84近辺の安値をつけた。その後は149円台を回復と振幅。対ポンドではユーロ買いが優勢になっている。独景況感は予想以上に悪化した。一方で、独連銀は根強いインフレ圧力を指摘した。

 ポンドドルは1.23台後半での取引。朝方に発表された英消費者物価指数は前回から低下したものの、市場予想を上回り、ポンドドルは1.2470近辺まで買われた。しかし、買いは続かず反落。一時1.2364近辺まで安値を広げた。ポンド円も172.80近辺まで買われたあとは171.23近辺まで下落。下げ渋りも171円台にとどまっている。ユーロポンドは0.8650割れへと売りが先行したが、すぐに買いに転じると0.8701近辺に高値を伸ばした。総じてポンドが軟調に推移している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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