揉み合い商状続く、米消費者物価指数の発表控えて ドル円133円台後半=ロンドン為替概況
揉み合い商状続く、米消費者物価指数の発表控えて ドル円133円台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、揉み合い商状が続いている。米消費者物価指数の結果を見極めたいとのムードが広がっている。欧州株が堅調、米株先物は時間外取引で高安まちまち。米10年債利回りは上昇。ドル円は他市場の動向には目立った反応をみせず、東京昼過ぎに134.05近辺まで買われたあとは133円台後半での取引に終始している。ユーロドルは1.0911-1.0937までの狭いレンジ取引。欧州株高の割には円安の動きはほとんどみられず、ユーロ円は146円ちょうど付近から146円台前半での揉み合い。ポンド相場は対ユーロでの売り圧力が続いており、上値が重い。ポンドドルは1.2440台から1.24ちょうど近辺へと軟化、ポンド円は166.50台から165.80付近へと軟化している。ポンド売りに関して、特段の新規材料はみられていないが、英欧中銀の利上げ余力について市場の見方に差異があることが指摘されている。
ドル円は133円台後半での取引。東京昼過ぎにつけた134.05近辺を高値に、ロンドン序盤にかけては133.56近辺まで下押しされた。その後は、欧州株高や米債利回り上昇への反応は限定的で、133円台後半での取引にとどまっている。米消費者物価指数待ちムードが色濃い。
ユーロドルは1.09台前半での取引。東京午後からロンドン朝方に1.0911から1.0937までの振幅をみせたあとは、終始レンジ内で推移している。ユーロ円は東京午後につけた146.38近辺を高値に146円付近へと軟化。東京午前の上げを戻す程度の値幅にとどまっている。対ポンドでは買いが優勢で、比較的ユーロは底堅く推移している。
ポンドドルは1.24台前半での取引。東京午後につけた1.2446近辺を高値に、その後は上値重く推移している。足元では1.2400近辺まで下押しされた。ポンド円は166.59近辺まで買われたあと、ロンドン時間は売りが継続している。足元では安値を165.77近辺に広げている。ユーロポンドは0.8780台から0.8810付近へと上昇。ユーロ買い・ポンド売りのフローが継続している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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