【海外市場の注目ポイント】6月の米消費者物価指数など
【海外市場の注目ポイント】6月の米消費者物価指数など
日本時間午後9時半に6月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比2.6%上昇、コアの大方の予想が前年比2.9%上昇となっており、総合、コアともに、前年比の伸びがそれぞれ前月の2.4%上昇、2.8%上昇から加速するとみられている。トランプ米大統領はかねてからインフレの低下を理由に、パウエルFRB議長について(利下げが)遅すぎると非難してきた。さらに、同議長の辞任を要求し続けている。しかし、本日の指標予想は根強いインフレ圧力を示すこととなりそうだ。想定よりも強い結果となれば、ドルが買われる可能性がある。ただ、トランプ大統領からの発言も想定され、市場動向に対するノイズが入ることには注意しておきたい。
同時刻には7月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数も発表される。大方の予想は-9.6と前回の-16.0からの改善が見込まれている。米消費者物価指数結果とともに注目される。
また、このあとの海外市場では、米国の中銀関係者が発言することになっている。ボウマンFRB副議長がFRB年次金融包摂会議で開会挨拶を行う。バーFRB理事が同会議に出席する。バーキン・リッチモンド連銀総裁が講演を行う。コリンズ・ボストン連銀総裁が全米企業エコノミスト協会(NABE)2025経済測定セミナーに出席する予定。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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