ドル円133円台を回復、22日以来 円売り優勢 市場の焦点は欧米金融問題から米指標へ
ドル円133円台を回復、22日以来 円売り優勢 市場の焦点は欧米金融問題から米指標へ
特に目立った新規材料はない。欧米金融不安が一服、米株続伸を受けリスク選好で円が売られている。市場の焦点は欧米金融システム問題から米経済指標に移っている。きょうはPCEコアデフレータや米個人所得支出が発表される。前日はFRB当局者が相次いでインフレ抑制の必要性を主張したこともあり、きょうの米指標次第で米利上げ観測が高まり米金利上昇からのドル買いにつながる可能性がある。
今朝発表された東京都の3月消費者物価指数(生鮮除くコア)は+3.2%と前回の+3.3%から伸びがやや鈍化したものの、市場予想ほど低下しなかった。CPI低下でも、もはや市場は反応せず。円相場への影響は限定的だった。
ドル円は今月22日以来となる133円台。133.15円まで上昇している。豪ドル円やユーロ円、ポンド円も上昇。

執筆者 : MINKABU PRESS
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