ドル円は一時132円台に下落 株高でリスク回避のドル買い一服も支援=NY為替
きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となっており、ドル円は一時132円台に値を落とした。この日発表の米新規失業保険申請件数が前回から増加したことをきっかけにドル売りの反応が強まり、ドル円も戻り売りが強まっている。
米株式市場で買い戻しが膨らんでおり、リスク回避のドル買いが一服していることもドル円を圧迫している。年末で市場参加者が少ない中、流動性が低下しており、荒い値動となっている模様。本日の21日線は135.05円付近に来ているが、その水準には到達せずに戻り売りに押されている格好。
中国の感染拡大への警戒感からリスク回避の雰囲気が見られていたが、全体的にはポジション調整の範囲内といったところのようだ。来年は円高リスクも警戒される中でドル円の下値警戒感は高まっている。ただ、いまのところは本格的な下押しの動きまでは見られていない。
USD/JPY 133.07 EUR/JPY 141.86
GBP/JPY 160.34 AUD/JPY 89.98
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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