明日はカナダ中銀の結果発表 完全に見方が二分=NY為替
きょうのカナダドルは売りが優勢となっており、カナダ円は一時100円を割り込む場面も見られた。明日はカナダ中銀の政策委員会の結果が発表される。市場では利上げは確実視されているものの、利上げ幅は0.50%ポイントと0.25%ポイントで完全に見方が二分している状況。
ただ市場は、カナダ中銀は政策金利を現行の3.75%から4.25%まで引き上げて、今回の利上げサイクルを一旦停止すると見ている。今回が0.25%ポイントであれば、追加利上げの可能性を示唆するであろう。一方、0.50%ポイントであっても、マクレム総裁は利上げサイクル終了を示唆することはないとも見られているようだ。
ターミナルレート(最終到達点)が市場の想定通りに4.25%であった場合、FRBとの差は1.00%ポイント程度が想定される。ただ、カナダ中銀はその差を気にしていないという。その差を懸念する唯一の要因は為替市場の反応だが、それはすでに市場に織り込まれているという。
USD/CAD 1.3657 CAD/JPY 100.12
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。