アジア株 上海株は続落、半年ぶりに2900台割り込む 不動産会社の龍湖集団は30%超急落、創業者が辞任
アジア株 上海株は続落、半年ぶりに2900台割り込む 不動産会社の龍湖集団は30%超急落、創業者が辞任
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 14925.43(+62.37 +0.42%)
中国上海総合指数 2899.68(-16.25 -0.56%)
台湾加権指数 12873.08(+84.66 +0.66%)
韓国総合株価指数 2289.98(+21.58 +0.95%)
豪ASX200指数 6830.80(+45.08 +0.66%)
アジア株は高安まちまち。
香港株は0.42%高。続落して始まったが、序盤に約13年ぶり安値をつけたことから値ごろ感で買い戻されている。ただ、中国景気減速懸念が高まっており、上げは限定的か。
習近平国家主席がゼロコロナ政策に執念を燃やしており、来年も厳しいコロナ規制が続く見通しとなっている。また、政府による不動産市場への新たな支援策もなく、中国景気の冷え込みが懸念されており、金融市場からの資金流出が続いている。
中国10月の製造業PMIは49.2と再び50を割り込み今年7月以来の低水準に落ち込んだ。非製造業PMIも50を割り込み、5月以来の低水準となった。先週に発表された工業企業利益が約2年ぶりの落ち込みを記録するなど、中国の景気減速が鮮明になってきた。
香港市場で不動産開発会社の龍湖集団が30%超急落、上場以降で最大の日中下落率を記録している。創業者のWu Yajun会長が辞任を発表したことが懸念されている。
上海株は続落、前週末に2%超下げたが週明けも売り優勢となっており、約半年ぶりに2900ポイント台を割り込んでいる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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