ドル円は堅調地合いも、午後に入って少し調整=東京為替概況
ドル円は堅調地合いも、午後に入って少し調整=東京為替概況
ドル円は昼前に148円41銭まで上昇。昨日海外市場では米コンファレンスボード消費者信頼感指数の弱さもあり、米債利回りが急落。ドル全般の売りが広がり、ドル円は147円50銭台を付けた。その後148円ちょうど前後で東京朝を迎えると、東京市場では148円ちょうどを挟んでの振幅を経ていったん上を試す展開に。日米の金利差を意識したドル買い基調が続いた形。日経平均の堅調な動きがドル買い円売りを支えた。また、昨日変動許容幅ぎりぎりまで進んだ元安の動きが落ち着き、リスク警戒の動きが後退したことなどもドル円の支えに。
午後に入ると、少し売りが入る展開。新規材料はなく、もみ合いから少し売りが出る形に。
ユーロドルは午前中のドルの買い戻し傾向の0.9950割れも、午後に買い戻された。もっとも海外市場に見られたユーロ買いの勢いがなく、落ち着いたレンジに。
午前中の消費者物価指数が強めに出た豪ドルは、対ドルで0.6410台としっかりとした推移に。午前9時半の指標発表直後は0.6380前後から0.6400台まで上昇する場面が見られ。強めの豪消費者物価指数に反応する動きも、すぐに値を戻すなど、短期的な反応は限定的に。しかし、今回の物価高を受けて豪中銀が再び引き締め姿勢を強めるのではとの思惑が豪ドル買いを誘う形で、午後は堅調な動きに。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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