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ドル円、再び148円台半ばまで一時下落 雇用指標が弱く先行き不安が根強い=NY為替概況

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ドル円、再び148円台半ばまで一時下落 雇用指標が弱く先行き不安が根強い=NY為替概況

 きょうのNY為替市場はドル安・円高が強まり、ドル円は一時148円台半ばまで下落する場面が見られた。この日発表のISM非製造業景気指数が予想を上回ったことで、149円台まで買い戻される場面もあったものの上値を抑えられている。

 ドル円は再び下値模索の展開が強まっているが、この日発表の2月のADP雇用統計が予想を大きく下回る内容だったことから、ドル売りが強まったほか、円高の動きも継続している。

 トランプ関税と米景気の先行き不安が引き続き市場の焦点の中心にあるが、トランプ政権が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)下での規制を準拠している特定の商品を対象に軽減措置を検討していると伝わった。特に自動車に関して4月2日まで関税を延期するという。米株式市場が大幅に反発したこともあり、ドル円も後半に149円ちょうど付近まで買い戻された。

 ユーロドルは買い戻しが加速し、1.08ドル付近まで急伸。ドイツ国債の利回りが急上昇しており、10年債利回りは2.79%に上昇し、ユーロをサポートした。

 メルツ次期独首相が大規模な財政改革の一環として5000億ユーロの特別基金を設立すると発表したことが手掛かり。ドイツにとってこれは歴史的な財政政策の大転換で、市場は支出拡大が欧州経済を後押しすると期待している。メルツ氏率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)陣営と、対立する社会民主党(SPD)は、数カ月にわたる連立政権樹立のプロセスを待たずに投資を促進する計画を急ピッチで進めている。

 特別基金に加え、防衛費としてGDPの1%以上を支出する場合には、憲法上の借り入れ制限(債務ブレーキ)の対象外とすることを提案した。市場からはゲームチェンジャーとの声も聞かれ、ユーロロングを増やしているという。

 ポンドドルは買いが続き、1.29ドル近辺まで上昇。約4カ月ぶりの高値水準。本日の上げで200日線を上放れしており、明日以降の動きが注目される。

 本日はベイリー英中銀総裁を始め、英中銀委員が議会で証言を行っている。英中銀は金融政策は引き続き景気抑制的であるべきとの見解や、慎重な利下げスタンスを維持していく姿勢が材料視も示されていた。

 ベイリー総裁はリーブス英財務相の国民保険引き上げは企業の人件費を2%押し上げ、インフレを0.1-0.2%押し上げるとの見解を示していた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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