英与党党首選は3人に絞り込み、スナク氏が優勢=NY為替
ポンド円は165円台後半での推移が続いている。次回の英中銀金融政策委員会(MPC)で0.50%利上げの可能性を高める中、この日はベイリー英中銀総裁の「次回のMPCで0.50%利上げを検討」との発言もあり、ポンドは買いが優勢となっている。ただ、基本的にはポンド自体の買い以上にドルの戻り売りの動きが大きい。
英保守党の党首選は4回目の投票が終了し、3人の候補に絞られた。スナク前財務相が決選投票への進出をほぼ確実にし、残り1人をモーダント通商政策担当相とトラス外相が争っている。
この日行われた第4回目投票では、スナク氏が118票を獲得、決選投票進出が確実になる120票に接近した。モーダント氏は92票、トラス氏は86票だった。得票数が59票で最低だったバデノック前平等担当相が落選となったが、この票の行方が今後の展開の鍵を握る。
決選投票進出の2人を決める第5回の議員投票は明日実施。決選投票では一般の保守党員が2人の中から次期党首を選択し、9月5日に結果が発表される。
ただ、英保守党党首選に関してポンドはいまのところ静観している模様。
GBP/USD 1.2016 GBP/JPY 165.83 EUR/GBP 0.8521
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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