ジェットブルーがスピリットに提示している買収条件を引き上げ=米国株個別
格安航空(LCC)のジェットブルー航空<SAVE>がスピリット航空<SPR>に提示している買収条件を引き上げた。違約金の条項を3.5億ドルに引き上げたほか、現金前払い分も増やした。スピリット航空は既にフロンティア航空<ULCC>への身売りで合意しており、スピリットの株主は数日内に同合意に関して採決する予定。
ジェットブルーの発表によると、今回の修正案により、ジェットブルー側が支払う違約金は1.5億ドル引き上げられ、両社の買収が採決で承認された直後に現金配当として約1.64億ドルの支払いが可能になる。
フロンティアもこれより先、スピリットとの合意が反トラスト法上の理由で破棄となった場合に2.5億ドルの違約金を支払うとの条項を合意に追加していた。
ジェットブルーは全額現金による買収条件の引き上げでスピリット株主の支持拡大を目指している。スピリット株主は今週の10日にフロンティアとの合意案について採決する。
(NY時間12:41)
スピリット<SPR> 32.46(+0.12 +0.36%)
ジェットブルー<JBLU> 10.64(+0.17 +1.62%)
フロンティア<ULCC> 10.17(+0.36 +3.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。