アジア株 上海株は0.6%安、1年物MLF金利が予想外の据え置きでやや失望 河南省鄭州市でもコロナ大規模検査実施へ
アジア株 上海株は0.6%安、1年物MLF金利が予想外の据え置きでやや失望 河南省鄭州市でもコロナ大規模検査実施へ
東京時間10:51現在
香港ハンセン指数 21518.08(休場)
中国上海総合指数 3204.61(-21.03 -0.65%)
台湾加権指数 17089.39(-156.26 -0.91%)
韓国総合株価指数 2704.53(-12.18 -0.45%)
豪ASX200指数 7523.43(休場)
アジア株は総じて下落。
上海株は0.65%安。きょう中国人民銀行は1年物MLF金利を現行の2.85%に据え置いた。2.75%に引き下げることが予想されていたため、失望感が広がっているもよう。来週20日に予定されている事実上の政策金利(ローンプライムレート)の1年物、5年物ともに引き下げられる見通しとなっているが、きょうと同様、据え置きになる可能性もある。ただ、預金準備率引き下げへの期待感は続いている。中国国務院が、適切な時期に引き下げると表明している。
上海市の14日の新規感染者数は2万3000人台と過去最多を更新した前日の2万7700人台から減少も、依然として高止まりしている。河南省の鄭州市でも1260万人を対象とする大規模なコロナ検査を実施することになった。感染者数次第ではロックダウンが導入される可能性もある。各地でのロックダウンや規制強化を受け、中国の景気減速懸念が一段と高まっている。
台湾株は0.91%安、ハイテク関連の下げが目立つ。半導体受託生産大手のTSMCは1.5%安。同社CEOは、ロシア・ウクライナ戦争や、中国上海市でのロックダウンを受け、世界的なサプライチェーンの混乱から半導体不足が長引く可能性が大きいと述べた。
香港と豪州市場はグッドフライデー祝日のため休場、週明け月曜日もイースターマンデー祝日で休場となる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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