アジア株は上昇、値ごろ感による買い戻し アリババは続落、インフルエンサーに過去最大240億円の罰金
アジア株は上昇、値ごろ感による買い戻し アリババは続落、インフルエンサーに過去最大240億円の罰金
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 22868.54(+123.68 +0.54%)
中国上海総合指数 3601.34(+7.74 +0.22%)
台湾加権指数 17734.57(+65.46 +0.37%)
韓国総合株価指数 2979.74(+16.74 +0.56%)
豪ASX200指数 7328.20(+36.04 +0.49%)
アジア株は軒並み上昇、前日の大幅下落を受け値ごろ感による買い戻しが優勢。ただ、欧米をはじめ世界各地で新型コロナ感染が急拡大していることへの警戒感は残っている。
米NY州で新たに2万3391人の新型コロナ感染者が確認された。4日連続で過去最多を記録している。米国では既に40を超える州でオミクロン株が確認されており、年末年始にかけての感染急拡大が懸念されている。NY州ではレストランなど一部事業が営業停止になるなど、経済活動に影響が出始めている。
欧州ではオランダがクリスマスを前にロックダウンに入った。英国でもジョンソン首相がクリスマスを前に新たな制限措置の導入を検討しているとしているほか、ドイツでは、ロックダウンの必要はないものの、一部で制限強化が必要になるとしている。世界経済フォーラムは来年1月に予定していたダボス会議を夏に延期することを発表した。
豪州ニューサウスウェールズ州では新たに3057人の新型コロナ感染者が確認された。豪州で3000人を超えるのはNSW州が初めてとなる。ただ、豪州株への影響は限定的。
香港株は0.54%高。エネルギーや消費者サービス、不動産が買われている。一方、ハイテク関連は売られている。アリババは1.5%安と続落、約2週間ぶり安値。動画配信サービスのビリビリは6.9%安と急落している。そのほか、ネットイースやJDドットコムも下落している。中国政府によるオンライン上で知名度・人気のあるインフルエンサーへの取り締まり強化が懸念されているもよう。中国当局は20日、インフルエンサーに日本円で約240億円の罰金を科した。インフルエンサーに対しての罰金としては過去最大となる。罰金支払いを命じられたviya氏はアリババ傘下のオンラインモールのタオバオで大人気のインフルエンサー。

執筆者 : MINKABU PRESS
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