ドル円の下げは一服、ワクチン接種遅れる南ア周辺での流行は限定的=東京為替前場概況
東京外為市場ではドル円やクロス円がしっかり。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株を警戒したリスク回避の円買いが一巡した。
オミクロン株については感染力は強いものの軽症にとどまるとの指摘があるほか、この株が見つかったアフリカ諸国で感染者数の伸びが限定的であることが市場参加者をやや安堵させている。南アフリカでは感染者数が再び上向いているにしても、南ア周辺のボツワナ、エスワティニ、ナミビア、レソト、ジンバブエなどで感染者数の推移は低位安定している。このアフリカ諸国のワクチン接種率は2~23%程度と、ワクチン接種率が十分に高い主要国が怯える必要はないとの指摘が見受けられる。
ドル円は113.89円付近、ユーロ円は128.60円付近、豪ドル円は81.39円付近、NZドル円は77.78円付近まで水準を切り上げた。ただ、いずれも先週末に急落した後の戻りは鈍い。円相場は引き続き神経質。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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