感謝祭で米国勢不在の中、様子見=ロンドン為替概況
感謝祭で米国勢不在の中、様子見=ロンドン為替概況
NY市場が米感謝祭の祝日で休場となる中、ロンドン市場は様子見ムードが広がる展開となった。祝日でもある程度取引があることの多い米国市場であるが、感謝祭はクリスマスやイースター同様に完全に休場になるケースが多く、取引参加者が極端に減る中で、積極的な取引を手控える流れに。
ドル円は115円台前半での推移。昨日の海外市場で115円台半ば超えまで上昇も、その後は少し調整が入ってもみ合い。ロンドン市場に入って一時115円40銭台を付けるも、上値進行の勢いはなく、すぐに115円30銭台に値を落としてもみ合った後、一時115円24銭前後まで下げる場面も。もっともすぐに115円30銭台に戻しており、上下ともに動きにくい展開に。
ユーロドルは若干買い戻しの動き。昨日の海外市場で1.11台後半へ値を落とす展開となったが、感謝祭を前に少し買い戻しの動き、1.1215前後でロンドン朝を迎え、その後1.1230前後まで上値を伸ばした。
ユーロ円は、ユーロドルの買い戻しもあり一時129円台半ば超え。もっとも、その後ドル円が売られる場面で129円30銭台に値を落とすなど、一方向の動きにならず。
スウェーデン中銀(リクスバンク)は事前見通し通り政策金利(0%)の現状維持を決定、2024年後半の利上げ見通しを示し、予測できる限りにおいて現状維持との従来姿勢から若干ながら前向き姿勢が見られたことで、少しクローナ買いも限定的。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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