豪ドルが軟化、ドルは米雇用統計への期待で全般に堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、豪ドル/ドルが0.7383ドル付近、豪ドル円が81.11円付近まで軟化。豪州中央銀行(RBA)のロウ総裁の議会証言が午前9時ごろから行われ、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に2024年より前の利上げはない見通しと明言したため、豪ドル売りとなっている。中盤に差し掛かって、豪ニューサウスウェールズ州におけるコロナ新規感染者が1日当たりの最多を更新と報じられると、豪ドルは一段安となった。
ドルが全般に堅調。ドル円は109.89円付近まで強含み、ユーロドルは1.1821ドル付近まで弱含んでいる。今夜の米国雇用統計を控えて市場参加者が神経質になる中、米国の金融大手が非農業部門雇用者数を115万人増と強気の予想を示していると伝わり、ドル買いに反応している。
クロス円は、豪ドル円を除いて狭いレンジ内でもみ合いとなっている。日経平均株価がプラス圏とマイナス圏を行き来し、気迷い相場の様相となっており、方向感が出難い状況のようだ。
日経平均株価は小幅続伸。前引けでは前営業日比16.12円高の2万7744.24円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=109.87円、ユーロドルは1ユーロ=1.1822ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.89円、ポンド円は1ポンド=152.90円、豪ドル円は1豪ドル=81.13円、NZドル円は1NZドル=77.39円、スイス円は1スイスフラン=121.04円、カナダ円は1カナダドル=87.83円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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