【これからの見通し】ダボス会議でのトランプ演説待ち、その前に英インフレ指標を確認
【これからの見通し】ダボス会議でのトランプ演説待ち、その前に英インフレ指標を確認
本日はスイスで開催中のダボス会議(世界経済フォーラム)でトランプ米大統領が演説を行う。焦点はグリーンランド問題だ。トランプ大統領は様々な欧州関係者と会談を行うとしていた。強硬姿勢を貫くのか、ある程度の圧力のあとは妥協を引き出す「TACO取引」となるのか。個人的には後者を採用したいところだが、物別れとなるリスクも否定はできないだろう。今週の米国売り相場が継続するのか収束するのかどうかの注目イベントとなっている。日本時間午後10時30分の開始予定となっている。
また、高市首相の解散・総選挙表明に伴って財政赤字拡大観測から日本長期国債の売り圧力が続いている。しかし、大手銀行グループから長期国債購入を倍増させるとの報道や、野党が国債購入要求などが報じられており、きょうの長期国債利回りは低下している。こちらも一段落となるのかを確認したい動きだ。
一方で、安全資産買いの動きは継続している。金やプラチナなどが最高値を更新。逃避通貨として知られるスイスフランが対円で過去最高値を記録している。株式市場には売り圧力が残っており、まだ安心できない状況であることが示されているようだ。
また、この後のロンドン朝方には一連の英インフレ指標が発表される。注目度の高い消費者物価指数(12月)の市場予想は前年比+3.3%、コア前年比+3.3%となっている。いずれも前回の+3.2%からの伸びが見込まれており、英中銀利下げ観測が後退する可能性がある。ポンド買いにつながるのか、結果発表は日本時間午後4時となっている。
この後発表される経済指標は、上記英消費者物価指数のほかにも英小売物価指数(RPI)(12月)、英生産者物価指数(PPI)(12月)、南ア消費者物価指数(12月)、南ア小売売上高(11月)、米MBA住宅ローン申請指数(01/10 - 01/16)、米中古住宅販売成約指数(12月)、カナダ鉱工業製品価格(12月)などが予定されている。
発言イベント関連では、トランプ米大統領演説以外にもダボス会議関連の予定が組まれている。ラガルドECB総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁などのイベント出席が予定されている。また、パネッタ伊中銀総裁が講演を行う。米20年債入札(130億ドル)の実施も予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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