ポンドドルは1.39ドル台に戻す 本日の英CPIでインフレの持続的上昇の予感も=NY為替
ポンドドルはNY時間に入って買い戻しの動きが見られ、1.39ドル台前半まで戻している。NY時間にかけて一時戻り売りが強まり、1.38ドル台に下落していたものの、NY時間に入って1.39ドル台に買い戻されている。
きょうは英消費者物価指数(CPI)が発表になっていた。予想ほどではなかったものの、前回からインフレは上昇傾向が見られている。パンデミックのショック、ホスピタリティ部門の付加価値税(VAT)引き下げ、そして、エネルギー価格の急落で昨年は一時的にインフレはゼロに押し下げられたが、今回のデータはこれらの一時的な要因が薄れ始めていることを示している。
市場からは、英GDPが2022年の第1四半期にパンデミック前の水準を回復し、タイトな労働市場と強い刺激策の追い風により、2022年後半までにはインフレは総合指数で2.3%まで上昇との見方も出ている。構造的要因を伴った持続的回復は、2020年代半ばにかけて、インフレが2.5%付近で推移する可能性もあるという。
GBP/USD 1.3930 GBP/JPY 150.60 EUR/GBP 0.8636
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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