ポンドが堅調、段階的な制限措置の解除を好感も=ロンドン為替
ポンドが堅調、段階的な制限措置の解除を好感も=ロンドン為替
週明けのロンドン市場では、ポンドが堅調に推移している。英国では本日12日から小売店舗、パブ、ジム、美容室などの営業が再開された。だた、屋外での接客に限定されており、屋内での営業開始は来月半ば以降になるとみられている。英国では、他の先進諸国と比較するとワクチン接種が進展しており、ポンド相場の下支え材料となっている。
ただ、それでも全国民の10%余りがようやく接種を終えた段階であり、行動制限措置の解除は慎重かつ段階的にならざるを得ない。ポンド相場では対ユーロの取引が活発で、ドイツなど欧州の感染状況、ワクチン接種状況と比較されやすい。欧州側の改善ペースが速まれば、ユーロポンドの買い戻しの動きにつながる面も指摘されるところだ。
ロンドン午前の取引ではポンドドルは1.3669レベルまで売られた後は、一気に方向転換して上昇。足元では高値を1.3754レベルに伸ばしている。一方、ユーロドルは1.1871レベルにした押しされたあとは1.1910付近へと反発している。ユーロポンドは東京午後に0.8695レベルの高値をつけたあとは、下落に転換し、ロンドン序盤に0.8640レベルまで安値を広げた。足元では0.8660-70レベルへと下げ渋っている。
GBP/USD 1.3750 GBP/JPY 150.29 EUR/GBP 0.8660
執筆者 : MINKABU PRESS
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