ダウ平均は反落 金融株やストリーミング関連株には買い戻し=米国株序盤
NY株式30日(NY時間12:44)
ダウ平均 33027.86(-143.51 -0.43%)
ナスダック 13017.45(-42.19 -0.32%)
CME日経平均先物 29395(大証終比:-85 -0.29%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。ヘッジファンドのアルケゴス・キャピタルの問題で金融株やバイアコムCBS、ディズカバリーといったストリーミング関連株への売りが強まっていたが、きょうはその動きも一服しており、それらの銘柄は買い戻されている。市場では金融業界への不安は強まっているものの、市場全体への影響は限定的との見方が有力となっているようだ。
米株式市場は引き続き、大規模な追加経済対策への期待や、ワクチン接種が予想以上に展開を早めており、景気回復への期待を高めている。バイデン大統領は4月19日までに米国の成人の90%にワクチン接種の資格が発生し、利用できる薬局の数も2倍以上に拡大すると述べていた。
ただ、一部の州では感染が再び拡大の気配が見られており、市場も神経質になっている。欧州では感染第3波が広がりを見せ始めていることも気掛かりなようだ。
銀行株は上昇しているものの、米国債利回りが上昇していることでIT・ハイテク株は上値の重い展開が続いている。エネルギー株や薬品株も軟調。薬品株は、ドイツ政府が血栓症発生の増加でアストラゼネカ製ワクチンを再検証し、同ワクチンの使用を60歳以上に限定するよう勧告する意向だと伝わったことを嫌気している模様。
バイアコムCBS 47.96(+2.95 +6.55%)
ディスカバリー 45.02(+3.79 +9.19%)
アルファベット(C) 2053.55(-2.40 -0.12%)
フェイスブック 288.82(-2.00 -0.69%)
ネットフリックス 509.41(-4.54 -0.88%)
テスラ 623.55(+12.26 +2.01%)
アマゾン 3049.22(-26.51 -0.86%)
エヌビディア 514.14(-3.79 -0.73%)
ツイッター 63.20(+0.26 +0.41%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 374.28(-4.78 -1.26%)
メルク 77.21(-1.09 -1.39%)
マクドナルド 225.14(-2.21 -0.97%)
マイクロソフト 231.77(-3.47 -1.48%)
ホームデポ 301.53(-0.67 -0.22%)
ボーイング 250.97(+0.45 +0.18%)
ベライゾン 58.37(-0.46 -0.78%)
ビザ 212.00(-2.51 -1.17%)
ハネウェル 217.95(-0.93 -0.42%)
ナイキ 132.18(-1.31 -0.98%)
トラベラーズ 153.65(-0.20 -0.13%)
ディズニー 185.32(+0.47 +0.25%)
ダウ・インク 64.33(+0.43 +0.67%)
セールスフォース 209.79(-0.98 -0.46%)
シスコシステムズ 51.47(-1.06 -2.01%)
シェブロン 106.18(-0.74 -0.69%)
コカ・コーラ 53.05(-0.81 -1.49%)
ゴールドマン 332.16(+6.43 +1.97%)
キャタピラー 232.33(+2.11 +0.92%)
ウォルマート 135.89(-0.78 -0.57%)
ウォルグリーン 53.05(+0.23 +0.44%)
インテル 63.51(-0.99 -1.53%)
アメックス 143.66(+1.29 +0.91%)
アムジェン 250.36(-4.34 -1.70%)
アップル 119.66(-1.73 -1.43%)
P&G 135.76(-1.81 -1.32%)
JPモルガン 154.42(+1.74 +1.14%)
J&J 164.84(-1.20 -0.72%)
IBM 134.23(-1.63 -1.20%)
3M 194.81(-0.93 -0.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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