米株先物の軟調推移で円高傾向、原油安で資源国通貨が軟調=東京為替概況
東京外為市場、時間外取引の米国株先物が軟調に推移していることを背景に、ドル円、クロス円ともにリスクオフの円高傾向となった。また、年度末の要因で本邦企業からのドル売り・円買いが東京序盤から観測されたとされ、ドル円の弱含みがクロス円全体に波及した面もあるようだ。
資源国通貨が軟調に推移しており、豪ドル/ドルは0.7615ドル付近まで、豪ドル円は83.34円付近まで下落した。原油価格が時間外取引で急落しているためで、スエズ運河で座礁した船舶が離礁に成功と伝えられ、NY原油(WTI)は一段安となっている。産油国通貨のカナダドルも売り優勢で、ドル/カナダは1.2627ドル付近まで上昇し、カナダ円は86.64円付近まで下落している。
日経平均株価は3営業日続伸。終値は前営業日比207.82円高の2万9384.52円となった。
午後3時13分現在では、ドル円は1ドル=109.52円前後、ユーロ円は1ユーロ=128.95円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1774ドル前後で取引されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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