欧州通貨軟調、景気やインフレ指標の弱含みや明日以降の米雇用指標控えた調整で=ロンドン為替概況
欧州通貨軟調、景気やインフレ指標の弱含みや明日以降の米雇用指標控えた調整で=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ポンドやユーロなど欧州通貨が軟調に推移している。ベネズエラ問題などのトランプ政策に対する地政学リスク相場は一服している、一方で、明日以降の一連の米雇用関連指標の発表を控えて、年初からの世界的な株高の動きにやや調整が入っている。また、この日発表された英欧のサービス業PMI確報値が速報値から下方改定されたことや、このあとの全国版のドイツCPI発表を控えて各州ごとの数字がインフレ鈍化を示したことなどが、ユーロやポンド相場の上値を抑えている。ユーロは対ドルで1.17台前半で安値を広げ、対円でも183円台後半から前半へと下押しされている。ポンドは対ドルで1.35台後半から前半へと反落し、対円では212円台割れから211円台半ばへと軟化している。ドル円は東京市場で上下動したあとは、156円台前半での揉み合いに落ち着いている。
ドル円は156円台前半での取引。東京午前に156.30台から156.80付近まで買われたあと、午後には156円台前半へと値を戻した。ロンドン時間に入ってからは安値を156.17付近に小幅広げたが、大台は維持されており、156.50台までのレンジで揉み合っている。英FT指数が再び1万ポイント台に乗せ最高値を更新。一方、米株先物は前日の上昇に調整が入っている。トランプ政権の対ベネズエラ政策についての追加報道は特段みられず。
ユーロドルは1.17台前半での取引。東京市場で1.1710付近から1.1730台へと小高く推移したあと、ロンドン序盤には一時1.1743付近に高値を伸ばした。しかし、その後は売りに押されており、足元で安値を1.1705付近に広げている。ユーロ円は東京午前につけた183.65付近を高値に183円台半ばで揉み合った。ロンドン時間に入ると売りに押されて、安値を183.06付近まで広げている。対ポンドでは下に往って来いと方向性に欠ける動き。一連の欧州サービス業PMI確報値がおおむね速報値から下方改定された。また、全国版の発表を控えて、各州ごとのドイツCPIが伸び鈍化を示した。これらの指標結果が、ユーロ軟調の一因とみられる。
ポンドドルは1.35台前半での取引。東京市場で1.3530付近から1.3560付近へと買われたあと、ロンドン序盤には一時1.3568付近まで高値を伸ばした。英FT指数が寄り付きから買われ、再び1万ポイント台を回復。取引時間中の最高値を更新した動きがポンド相場を支援したようだ。ただ、その後は調整売りや英サービスPMI確報値の下方改定などを受けて反落。安値を1.3510台へと広げている。ポンド円は東京午前につけた212.15付近を高値に上値重く推移している。ロンドン時間に入ると211円台割れから安値を211.50割れ水準へと広げてきている。ユーロポンドは0.8644付近から0.8660付近で下に往って来いと方向性に欠ける動き。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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