朝方ドル売り強まるも、その後値を戻す=東京為替概況
ドル円は102円台後半での推移が続いた。朝方はドル売りの動きが優勢となり、102円59銭前後と、NY市場で付けた直近安値102円61銭を割り込む動きが見られた。5日に行われ、日本時間午前9時に投票が締め切られたジョージア州の上院決選投票において、序盤民主党候補が優勢となりドル売りの動きが広がった。その後共和党候補が巻き返し互角の戦いを続ける中で、少し値を戻し102円80銭前後での推移に。午後はもみ合いが続く格好となった。
ユーロドルが1.2326を付けるなど、ドルはほぼ全面安。ユーロドルは昨日頭を抑えた1.2305前後、4日の高値1.2310前後を上抜いたことでストップを巻き込んで上昇した。ユーロ円が126円20銭前後から126円50銭手前を付けるなど、対円でもユーロ買いに。すぐに調整が入り、ユーロドルはドル円の買い戻しなどと同様にドル売りに調整が入って1.2280割れまで。ユーロ円は126円30銭前後へ。午後に入ってもみ合いとなっていたが、ジョージア州の上院決選投票でほぼ互角ながらも、未開票の地域での支持層の差などから民主党候補が優勢との見方が広がり、少しドル売りの動きとなってユーロドルは1.23台を回復している。ドル円の下げが限定的にとどまる中、ユーロがしっかりでユーロ円は126円40銭台まで上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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