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【これからの見通し】年末相場も調整は限定的となるか、株式好調で

為替 

【これからの見通し】年末相場も調整は限定的となるか、株式好調で

 今週は年末相場の一週間となっている。普段であれば、動意薄となりやすく、場合によっては調整の動きが入ることも多い時期だ。ただ、足元の市場のムードはリスク選好的。長らく揉めてきた英国とEUとの貿易交渉が大枠合意、米経済支援法案にトランプ大統領が署名、米下院では給付金引き上げ法案が可決など明るい話題が多くなっている。

 一方、新型コロナ感染拡大はまだ収まらず、ロックダウン解除を見通すことは困難。ワクチン接種開始の拡大阻止が目に見えてくる時期についてはまだ未知数だ。しかし、世界的に株式市場は活況を呈している。米株やドイツ株などが最高値を記録するなかで、きょうの東京株式市場では日経平均がバブル後の高値を更新している。

 為替市場でもリスク選好的なドル売り圧力が軸となっている。ドル安の受け皿として堅調なのがユーロドル。1.20の心理的水準をしっかりと上回ってからは、振幅を伴いながらも着実に大台固めの展開になっている。現在は1.22台の定着を確認する段階になっているようだ。

 ドル円にとってはクロス円の上昇、米債利回りの上昇などが円売り圧力となる面も加わっており、103円台でのせめぎ合いが続いている。そのなかで、短期ボラティリティーは低下しており、安定的な相場展開になっている。

 ポンドドルは要注意。一通りの材料を通過した後で、これまでの期待相場で蓄積してきたポンド買いポジションに対する調整圧力がみられている。手を出しにくい通貨だ。

 この後の海外市場は材料難。経済指標発表は、ブラジル失業率(10月)、米S&Pケースシラー住宅価格(10月)など。米7年債入札(590億ドル)が実施される予定。主要な金融当局者の講演・イベント予定はみられない。米個人給付金引き上げ法案が上院でも可決するのかどうかが注目される。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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