ドル売り優勢、ワクチンや米政権移行への期待でリスク選好に=ロンドン為替概況

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ドル売り優勢、ワクチンや米政権移行への期待でリスク選好に=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、リスク選好的なドル売りの動きとなっている。新型コロナワクチン開発の進展で、年内の普及が期待されていることや、米国での政権移行が始動したことが景気支援策への期待につながっているようだ。欧州株、米株先物がともに堅調に推移している。ドル安が進行するなかで、NZドルは対ドルで一時0.70台をつけており、2018年6月以来の高値水準となった。ロンドン時間には豪ドルの堅調な動きも目立ち、対ドルは0.73台後半まで買われた。ユーロドルは1.19台手前へ、ポンドドルは1.33台後半へと本日の高値を広げている。ドル円は104円台前半で上値重く推移。クロス円は総じて円安方向に動いているが、足元では上昇一服となっている。この日発表されたドイツ第3四半期GDP確報値は前期比+8.5%に上方改定された。11月ドイツZEW景況感は90.7と前回の92.5から低下したが、事前予想ほどは落ち込まず。一方、11月フランス企業景況感は79と前回の90から大幅に悪化した。11月の英CBI小売調査統計は-25と前回から2カ月連続で低下したが、事前予想よりも落ち込みは少なかった。

 ドル円は104円台前半での取引。東京市場からのじり安の流れを受けて、ロンドン序盤には104.15レベルまで下押しされた。その後は下げ一服も、戻りは限定的。各主要通貨に対してドルが売られており、ドル円にも波及した格好。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク選好のドル売りとなっている。新型ワクチン開発の進展、普及への期待が広がっているほか、米国での政権移行が始まったことで支援策が期待されている。

 ユーロドルは1.18台後半での取引。前日NY市場での下落の動きに調整が入っている。東京市場でのじり高の動きからロンドン市場では買いが強まり、1.1894レベルまで上昇。前日の下げを消す動きとなっている。ユーロ円は東京午後に123.64レベルまで軟化したあとは、じりじりと上昇。ロンドン市場では123.97レベルまで高値を伸ばしている。対ポンドでもユーロは堅調。この日発表されたドイツ第3四半期GDP確報値は前期比+8.5%に上方改定された。11月ドイツZEW景況感は90.7と前回の92.5から低下したが、事前予想ほどは落ち込まず。一方、11月フランス企業景況感は79と前回の90から大幅に悪化した。

 ポンドドルは1.33台半ばでの取引。序盤に1.33台前半から1.3380近辺まで買われたが、その後は上昇一服となっている。ポンド円はリスク選好の動きを受けて139.54近辺まで高値を伸ばしたが、上値も重く139円台前半に押し戻されている。11月の英CBI小売調査統計は-25と前回から2カ月連続で低下したが、事前予想よりも落ち込みは少なかった。英国とEUとの貿易交渉の行方を見守るムードもあった。また、前日のポンドドルの下落を戻したあとで値動きが落ち着いた面もあったようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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