【これからの見通し】新型コロナ感染拡大の加速、リスク回避の動き続く見込み

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【これからの見通し】新型コロナ感染拡大の加速、リスク回避の動き続く見込み

 米国や欧州での新型コロナ感染拡大が加速している。最新の報道によるとドイツでは1日に1万8千人余りの感染者数を記録、今週に入ってから連日の増加となっている。フランスではきょうから約1カ月間、ロックダウン措置が再導入される。学校は含まれないとしているが、経済活動への打撃は甚大だ。ドイツでも同様の措置が検討されているもよう。医療機関のひっ迫も懸念されている。

 前日に反発を見せた米株だが、きょうの米株先物は時間外取引で再び下落している。アップル決算が2四半期ぶりの減益だったことがきっかけ。その他の好決算銘柄も連れ安となっている。相場の地合いはかなり悪化してきているようだ。

 為替市場では、ドル円が再び104円台前半へと軟化。リスク回避のドル高と円高の狭間で振幅しているが、株安の流れのなかでは円高の勢いが強くなっているようだ。クロス円もユーロ円が121円台、ポンド円が134円台と円高方向に振れている。このあとの海外市場でも週末にかけてリスク回避動向が広がることが警戒されそうだ。

 この後の海外市場では各国のGDP発表が相次ぐ。先ほど発表されたフランスGDP・速報値(第3四半期)に続いて、このあともドイツGDP・速報値 (第3四半期)、ユーロ圏GDP・速報値(第3四半期)、カナダ月次GDP(8月)などが発表される。いずれも前期比での大幅上昇が見込まれている。ただ、前年同期比ではマイナスとなる予想。前日の米GDPの強い数字に市場は反応薄だった例もあり、今後の経済先行き不透明感の方が大きいようだ。

 その他の指標発表予定は、ドイツ小売売上高(9月)、英ネーションワイド住宅価格(10月)、ユーロ圏失業率(9月)、ユーロ圏消費者物価指数・速報値 (10月)、南アフリカ貿易収支(9月)、カナダ鉱工業製品価格(9月)、カナダ原材料価格指数(9月)、米個人支出(9月)、米個人所得(9月)、米PCEデフレータ(9月)、米シカゴ購買部協会景気指数(10月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(10月)など。

 発言・イベント関連では、ECB専門家予測の公表、メルシュECB理事、ビスコ伊中銀総裁、デギンドスECB副総裁、バイトマン独連銀総裁などの講演イベント参加など。昨日のラガルドECB総裁会見では次回12月ECB理事会での追加措置検討が示されており、その内容についてのヒントが得られるのかどうかが注目されよう。

 米主要企業決算では、エクソンモービル、シェブロンなど石油大手企業の結果が注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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