UBS、3つの理由から米国株に今投資すべきと推奨
スイスの金融大手UBSでは、米国株に今投資すべきと推奨している。今回の米国における選挙は通常よりも変動幅が大きくなると予想されるが、投資家はこの変動を利用して、中期的に予想される株価上昇に備えるべきだとした。その理由として、以下の3点を挙げている。
(1)米国の選挙の結果がどうであれ、選挙後に新たな景気刺激策が展開され、経済成長が促進されると考えられる。
(2)新型コロナウイルスのワクチン試験が成功すれば、経済見通しについての確実性が高まる。これまで、COVID-19ワクチンと治療に関するニュースはすべて肯定的ではなかったが、開発中の最先端のワクチンの重要な第3相有効性データは10月または11月になる可能性がある。ワクチンの有効性に関する肯定的な結果が発表されるとすぐに、市場はワクチンの経済的利益の算定を開始すると考えられる。これにより、各国政府はウイルス対策で都市封鎖(ロックダウン)を行う必要がなくなる。
(3)中央銀行の政策は、株式市場の下支え効果を一段と明確にしている。米連邦準備制度理事会(FRB)の政策に関しては、金利は少なくとも2023年末まで据え置きと予測。平均インフレ目標への移行については、政策立案者が適度に高いインフレの期間を受け入れる用意があることを示唆している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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