ドル安の流れに調整入る、ドル円104円台後半に反発=ロンドン為替概況
ドル安の流れに調整入る、ドル円104円台後半に反発=ロンドン為替概況
31日のロンドン市場は、ドル買いが優勢。今週続いたドル安の流れに調整が入っている。米FOMCや米GDP速報値などの注目イベントを通過したことや、週末を控えたタイミングで短期ポジションが巻き返されたもよう。ドル円は東京市場で104.19レベルまで下落したあとは反発の流れ。ロンドン序盤には104.86レベルまで買われた。ユーロドルはロンドン朝方に1.1909レベルまで高値を伸ばした。その後は大台を維持できずに反落、1.1840近辺まで下押しされた。ポンドドルは堅調な動きを維持。ロンドン朝方に1.3145レベルに高値を伸ばしたあとの下げは1.31手前水準までにとどまっている。欧州株や米株先物は堅調な推移。前日NY市場明けに発表されたGAFAの決算が良好だったことでIT関連株が買われている。ユーロ円は124円台前半、ポンド円は137円台前半、豪ドル円は75円台前半で底堅く推移。特に、ポンドは対ユーロでの買いフローが下支えとなっている。ユーロ圏GDP速報値(第2四半期)は前期比12.1%減と記録的な落ち込みだった。一方でユーロ圏消費者物価速報は前年比+0.4%、コア前年比+1.2%と伸びが回復した。
ドル円は104円台後半での取引。東京午前に104.19レベルの安値をつけたあとは下げ一服となった。ロンドン市場では反発の動きを強めており、一時104.86レベルと本日の高値を更新した。連日のドル安相場のあとで、月末や週末を控えた調整が入る形となっている。ただ、ドル指数は依然として低下の流れを示しており、調整の域を出ていない。
ユーロドルは1.18台半ばでの取引。ロンドン朝方に1.1909レベルまで高値を伸ばした。ただ、一段の上昇の動きはみられず。ロンドン勢が本格的に参入すると売りに転じ、1.1840近辺まで下落。東京朝方からの上昇を解消している。ユーロ円は124円ちょうど近辺から124.25近辺での揉み合いが続いている。対ポンドでのユーロ売りの動きがユーロの上値を抑えている。この日発表された。ユーロ圏GDP速報値(第2四半期)は前期比12.1%減と記録的な落ち込みだった。一方でユーロ圏消費者物価速報は前年比+0.4%、コア前年比+1.2%と伸びが回復した。
ポンドドルは1.31台前半での取引。この日は高止まり商状となっている。ロンドン朝方に1.3145レベルまでわずかに高値を広げた。その後は調整売りが入ったが、1.31台は維持されている。ポンド円は延長。東京午後に136.80近辺まで下押しされたあとは上昇に転じている。137円台を回復したあと、ロンドン中盤には137.60付近へと高値を伸ばしている。ユーロポンドが軟調。0.9060近辺を高値に0.9010台へと下落している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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