反発も、最近のレンジ内でのこう着感が強い=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=40.92(+0.17 +0.42%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.17~0.22ドル高。その他の限月は0.05~0.15ドル高。
新型コロナウイルスのワクチン開発が前進していると伝わったことや、欧州連合(EU)の首脳が協議している新型コロナ復興基金の協議がまとまることが期待されている。ただ、石油の消費大国である米国やインドで新型コロナウイルスの流行が依然として拡大しているほか、香港市民やウイグル人の人権を巡り中国と西側諸国の対立が深まりつつあることは上値を抑えた。
時間外取引で9月限は軟調に推移。通常取引開始後は39.97ドルまで一段安となったが、売りが一巡し下げ幅を消すと41.02ドルまでプラス転換した。ただ、上値は重く、マイナス圏に押し戻されて引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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