アジア株は大幅安、米国200万人感染で「第2波」の兆候 テキサス・フロリダで感染者過去最多に
アジア株は大幅安、米国200万人感染で「第2波」の兆候 テキサス・フロリダで感染者過去最多に
東京時間14:10現在
香港ハンセン指数 24671.94(-377.79 -1.51%)
中国上海総合指数 2936.49(-6.77 -0.23%)
台湾加権指数 11541.66(-178.50 -1.52%)
韓国総合株価指数 2163.43(-32.26 -1.47%)
豪ASX200指数 5968.20(-180.23 -2.93%)
インドSENSEX30種 34130.18(-116.87 -0.34%)
アジア株は大幅安。米株価指数が時間外で急落しており、アジア株も連れ安に。早朝、米国の新型コロナウイルス感染者が200万人を突破したとのロイター報道が伝わり米株先物が下落した。その後下げ渋っていたものの、ジョンズ・ホプキンス大学も200万人を突破したとのデータを公表したことで米株先物が再び下げを加速、ダウ先物は一時400ドル近く下げた。為替相場でもリスク回避の円買い・ドル買いが進行した。
米各州での経済活動再開や黒人男性が死亡した事件への抗議デモで多くの人が集まったことで感染者が急増したもよう。同国で感染「第2波」が起きつつあるとの見方から、市場では警戒ムードが強まっている。
テキサス州では10日、1日としては過去最多となる2504人の新規感染者が確認された。フロリダ州では今週の新規感染者数が週間ベースで過去最多に。また、南米での感染者急増も目立つ。ブラジルでは77万人と米国に次ぐ世界2位。ペルーでは20万人、チリでも14万人となっている。NIAID所長は「新型コロナウイルスは最大の悪夢であり、終わりには程遠い」と語った。
豪州株の下げが目立つ。金融やエネルギー、消費者サービス関連など幅広い銘柄が下落している。為替相場でも豪ドルが下落、対ドルで0.9%安。対円では1.0%安と今月2日以来の安値をつけている。
前場はプラス圏を維持していた上海株も後場に入りマイナスに転じている。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。