ドル円は底堅い推移 まもなくISM非製造業景気指数=NY為替
ドル円はやや伸び悩む動きを見せているものの、底堅い推移が続いている。このあと日本時間23時に5月のISM非製造業景気指数の発表が予定されている。予想は44.4と前回(41.8)からは上昇が見込まれている。
前回の4月分はウイルス感染の影響で11年ぶりの低水準となったが、予想は上回っていた。製造業もそうだったが、サプライチェーン混乱や事業閉鎖で納期が長期化したことで、構成要素である入荷遅延が統計開始以来の最高水準に上昇したことが皮肉にも全体指数をサポートした。
前日発表の製造業と同様に、きょうのサービス業も入荷遅延は前回から低下しているものと思われる。一方で前回急低下した雇用や受注が反転しているものと思われ、全体指数は前回よりは改善が見込まれている。
そのほか、4月の米製造業新規受注や耐久財受注の確報値も同時刻に発表予定。
ISM非製造業景気指数(5月)23:00
予想 44.4 前回 41.8
製造業新規受注(4月)23:00
予想 -15.0% 前回 -10.4%(-10.3%から修正)(前月比)
耐久財受注・確報値(4月)23:00
予想 -17.2% 前回 -17.2%(前月比)
予想 -7.4% 前回 -7.4%(輸送除くコア・前月比)
USD/JPY 108.68
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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