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ドル売り継続もドル円の膠着相場に変化なし=NY為替前半

為替 

 きょうのNY為替市場はドル売りが続いている。しかし、ドル円は相変わらず107円台での膠着した展開に変化はない。米株は上げが一服して来ている様子もうかがえるが、リスク選好の雰囲気は継続している。段階的な経済再開が各国で始まる中で、景気回復への期待感が市場をサポートしているようだ。しかし、米中対立や感染第2波のほか、ここに来て米国での白人警察官による黒人暴行死への抗議活動がエスカレートしており、市場も動向を注視している。

 米中対立に関しては、トランプ大統領が先週、香港への国家安全法制導入を決定した中国への対抗措置を発表し、香港への優遇特別措置の廃止手続きを始めると表明。同法制に関与した中国や香港の当局者にも制裁を科す方針。世界保健機関(WHO)についても脱退を宣言した。第1段階の米中合意の行方が今後どうなるか不安定との指摘も聞かれる。もし、これが破断となれば、市場もネガティブに反応せざるを得ないという。

 市場は6月相場を注視しており、どこまで経済再開による回復を織り込んでよいのか、そろそろ分岐点に差し掛かりつつある面も否めない。中には4月、5月のようには行かないとの声も出ている。ただ、ドル円に関しては、ドルと円の方向感が同じになっていることから、身動きが取れない状況が続いており、107円台での推移が続いている状況。

 ユーロドルは1.11ドル台を維持し堅調な動きを続けている。きょうで5日続伸。市場では欧州委員会が提示した7500億ユーロ規模の復興基金への期待感を高めている。もっとも、ユーロドルの上げをけん引しているのは、リスク選好のドル売りの面が強い。こちらに関しては経済再開への期待感が市場で根強く、いまのところ、米中対立や感染第2波などのリスクをカバーしている。

 ただ、何かをきっかけに見直しの動きが強まるようであれば、ユーロドルも戻り売りに押される可能性は留意される。ユーロドルは1.11ドル台半ばまで上昇しているが、3月下旬に上値を拒まれた水準でもあり、3月の急落のフィボナッチ61.8%戻しの水準でもある。1.12ドルの水準は簡単ではなさそうさ。

 ポンドドルも買い戻しが強まっており、1.24ドル台後半まで上昇。ショートカバーが強まっているようで21日線を上放れる展開が見られている。ただ、EUとの貿易交渉など様々な問題を抱える中で、上値には慎重な声が多い。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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