ポンドドルは買い優勢 英最高裁の判断を受けたポンド買いもサポート=NY為替
ポンドドルは1.24ドル台後半での推移となっている。上値は重くなっているものの、100日線の水準は堅持しており、リバウンドの流れは温存されている。一時1.25ドル台に上昇したものの、その水準に入ると売り圧力も強まるようだ。
弱い米経済指標の発表もありドル売りが優勢となっていることもあるが、英最高裁の判断を受けたポンド買いもポンドドルを押し上げている模様。英最高裁判所はきょう、ジョンソン首相による議会閉会は違法との判断を下し、議会を可及的速やかに再開するよう求めた。国連総会に参加しているジョンソン首相も渋々認め、バーコウ下院議長は明日議会を再開すると発表した。
10月31日の離脱期限にジョンソン首相が合意なき離脱を断行するのを阻止しようとする議員らは行動する時間を得た。合意なき離脱の可能性が更に後退しており、ポンドは素直に反応しているようだ。
GBP/USD 1.2486 GBP/JPY 133.98 EUR/GBP 0.8811
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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