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ややドル買いの動き FOMC議事録に新たな情報はなし=NY為替概況

今日の為替 

 きょうのNY為替市場は後半になってややドル買いの動きが見られた。午後になってFOMC議事録が公表されたが、「大半が7月の利下げは拡大局面途上での調整(ミッドサイクル・アジャスト)と判断していたことが明らかとなった。

 パウエルFRB議長のFOMC後の会見での言及通りではあったものの、市場の期待ほどハト派ではない印象もあったのかもしれない。2人が0.5%の利下げを支持していたが、選択肢は維持すべきとの見解で一致しており、全体的には保険的な利下げを強調していた印象が強い。今回のFOMC議事録はパウエルFRB議長のFOMC後の会見以上の新たな情報は見当たらない。

 ドル円は106円台半ばでの推移。米中対立や景気の先行きへの懸念が一服する中で米株も再び高値を目指す展開が見られており、ドル円も底堅さが出て来ている。ただ、上値での戻り売り圧力も根強くあるようで106.70円付近には売りオーダーが並んでいたようだ。一方、106円台前半には買いオーダーが並んでいた状況。

 市場は明日からのジャクソンホールでのFRBの年次シンポジウムに焦点が集まっており、23日金曜日にはパウエルFRB議長の講演も行われる。市場には追加利下げ期待が高まっており、一部には0.5%の大幅利下げを織り込む動きも出ている状況。市場はジャクソンホールでの講演がどのようなものになるのかヒントを欲しているが、きょうのFOMC議事録からは、市場が期待しているほどハト派ではないとの見方もあるようだ。

 ユーロドルは1.10ドル台後半に値を落とした。前半は1.11ドルちょうど付近での上下動が続いていたが、FOMC議事録を通過してやや値を落としているようだ。前日はイタリアのコンテ首相が辞任し、イタリアの政局が再び不安定になって来ている。ただ、ドイツ債とイタリア債の利回り格差は比較的安定しており、市場の一部からはイタリアの政局よりもドイツの景気後退への懸念のほうが、目先のユーロを圧迫するとの見方も出ている。

 明日はユーロ圏とドイツの8月のPMI速報値の発表が予定されている。予想では前回並みかそれより低い水準が見込まれている。景気後退の可能性を示唆する内容であれば、ユーロ安を加速させる可能性も警戒される。

 ポンドの上値は依然として重くポンドドルは1.2110ドル近辺まで一時下落。フランスが英国の合意なき離脱が、いまや中心シナリオと考えていることが報じられたことでポンド売りが強まる場面も見られた。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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