イベント控え、ドル高基調継続も値幅は限定的=東京為替概況
ドル円は午前中に108円99銭を付けるなど、ドル高基調が継続する中で、直近高値を上回る動きを見せた。しかし109円を付けきれずに調整が入り、その後はもみ合い。とはいえ、朝からのレンジは17銭にとどまっており、ドル高円安圏での推移が続いた。ユーロドルのレンジは8ポイントにとどまっており、主要通貨は軒並み狭いレンジでの取引が続いた。
この後21時半に米議会証言のテキスト公表、23時に下院金融サービス委員会での議会証言、午前3時にFOMC議事録(6月開催分)公表と、重要イベントが目白押しとなっており、積極的な取引を手控える動きに。
先週末の米雇用統計の好結果をうけて、今月末のFOMCで一気に0.5%金利を引き下げるという見通しが後退するなど、過熱気味であった利下げ期待の調整が入っており、市場は今後の金融再作同行の見極めに入っている。そうした中での議会証言の実施とあって、注目度が高まっており、結果次第で相場が大きく動く可能性がある中、事前の動きには慎重姿勢が見られた。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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