ドル円一時108円99銭まで=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は108.99円付近まで水準を切り上げた。先週末の米雇用統計で米利下げ観測が後退しており、ドル円の上値は軽くなっている。
ただ、昨日発表された米求人件数は伸び悩みつつあり、米国の雇用環境は順風満帆ではない。今晩のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の証言を控え、ドル円は一方的な動きにはなっておらず、上げ一服後はやや押し戻されている。
ユーロ円は122円前半、ポンド円は135円半ばで上値が重い。
昨日までの流れを引き継いで、オセアニア通貨は軟調。豪ドル円は75円前半へ水準を切り下げたほか、NZドル円は71円半ばまで急落する場面があった。NZドル安が加速した背景は不明。ただ、NZドル円は71円後半へすぐに戻している。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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