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【これからの見通し】FOMC会合控えてリスク選好ムード維持するか

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【これからの見通し】FOMC会合控えてリスク選好ムード維持するか

 きょうの注目イベントは米FOMC会合となる。日本時間20日午前3時に政策金利および声明、経済予測が公表される。続いて午前3時半からパウエルFRB議長の記者会見が始まる予定。事前の短期金融市場では7月利下げ確率を8割強とみており、今回の会合では2割程度の利下げ確率となっている。したがって、きょうは今後の利下げ示唆にとどめる可能性が高いとみられている。仮に今回利下げを実施すれば市場はサプライズのドル売りの反応を示しそうだ。ただ、年内の利下げ回数が2回から3回へと増える見通しが広がれば、株式市場は一段と好感することが想定される。一方で、辛抱強く待つ姿勢が維持されれば、ドル買いとともに株式市場は失望しそうだ。

 昨日はかなり振幅の激しい一日となっていた。ドラギECB総裁の追加緩和示唆でユーロ相場が下落。一方、株式市場は緩和期待で上昇。また、トランプ米大統領が大阪G20での中国・習主席との会談の可能性に言及したことで株式市場は一段高となった。ドル円は新潟地震を受けた円買いは一時的にとどまり108円台を維持しての上下動となっている。

 焦点はユーロドルの動向に。ECBの追加緩和姿勢が示されたことでユーロ相場には売り圧力が継続しそうだ。きょうの米FOMC次第となるものの、ドル以外の各主要通貨に対しては売り優勢の状況となりそうだ。米FOMCで今回は金融政策が据え置かれるとの見方が優勢になっており、その場合のユーロドルの下押しの深さを見極めたいところだ。きょうは日本時間午後11時に再びドラギECB総裁の講演が予定されている。

 この後に発表される経済指標では、一連の英物価統計とカナダ消費者物価指数が注目される。5月の英消費者物価指数は前月比+0.3%、前年比+2.0%と予想されており、いずれも前回から伸びが鈍化する見込み。同生産者物価指数および小売物価指数も同傾向の予想数値となっている。次期首相としてジョンソン氏が地盤を固めており、合意なき離脱の可能性が市場動向の重石となっている面もある。

 カナダでは5月消費者物価指数が発表される。前月比+0.1%、前年比+2.1%とこちらは前回値からの強弱がまちまち。カナダドルにとっては中東情勢をにらんだ原油価格動向にも注目しておきたい。昨日はイラクの石油施設への攻撃が報じられており、中東情勢は緊迫化している。NY原油先物は時間外取引で51ドル台から54ドル台へと急騰している。きょうは米週間石油在庫統計の発表に予定されており、原油を通じたカナダドルの反応も想定しておきたい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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