ドル円は112円ちょうど付近での振幅が続く カナダドルの下げ目立つ=NY為替後半

 NY時間の終盤に入ってドル円は112円ちょうど付近での振幅が続いている。朝方発表のNY連銀景況感指数が予想を上回ったことからドル円も112円台に上昇したものの、112円台の上値抵抗が強い。きょうはゴールドマンの決算を受けて米株が軟調に推移しており、ドル円の上値を抑えているようだ。米国債利回りも低下している。

 先週末に200日線を上抜け112円台を回復したことから上値期待が高まっている。ただ、ドル自体の上値が重くなっていることもあり、3月に上値を抑えた112.15円水準には慎重なようだ。

 ユーロドルはNY時間にかけて戻り売りに押され、一時1.12ドル台に値を落とす場面が見られた。ただ、いまのところ1.13ドル台はかろうじて維持されている。特に売り材料は見られず、1.13ドル台前半で上値が重かった中、利益確定売りが入っているものと思われる。先週末の上げで21日線を上回って来ており、目先は1.1350ドル付近に来ている100日線が意識される。

 4月に入ってユーロはリバウンドの流れが続いている。ECBのドラギ総裁は引き続き景気の下振れリスクを強調するなど、ECBはハト派な雰囲気を続けている。ユーロ圏の経済指標も弱い内容が多い中でユーロ買いの直接的な材料はない。ただ、一部からはこのところの中国の経済指標に好調な内容が見られ始めていることが、ユーロをサポートしているとの指摘も聞かれる。ユーロ圏経済は貿易面で中国依存度を高めていたこともあり、ユーロ圏経済の減速の一旦は中国経済の低迷にあるとも言われている。それが改善を見せていることから、いずれユーロ圏の経済にも好影響が出てくるのではとの期待感に繋がっているのかもしれない。

 きょうはポンドが堅調に推移し、対ドルのみならず、ユーロや円に対しても買われている。ポンドドルは1.3125ドル付近に来ている21日線をうかがう展開。ただ、ポンドに関しては上値に慎重になるべきとの声も根強い。EU離脱が10月末まで延期が決まる中で、メイ首相と野党労働党のコービン党首との協議が続いており注目が集まっている。市場からは、良い結果は出ないリスクも指摘されているほか、予想以上に延期の期間が長く設定されたことで、逆に議会が協議の結果を簡単に受け入れない可能性もあるとの指摘も聞かれる。

 きょうはカナダドルの下げが目立っている。カナダ中銀が第1四半期の企業景況感調査を公表しており、2016年以来のマイナスに落ち込んだ。センチメントはなおポジティブではあるものの弱まっているとしている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

出所: minkabuPRESS

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