ユーロもポンドに連れ安 今週はECB理事会=NY為替
ユーロはNY時間に入って売りが強まっており、1.1360近辺、ユーロ円も128円台半ばに伸び悩んでいる。ユーロ自体に悪材料が出たわけではないが、ポンドに連れ安しているものと思われる。
明日予定のEU離脱案の議会採決をメイ首相が延期することを確認したと伝わっている。それに関してメイ首相の会見が伝わっており、「合意なきEU離脱の準備を加速する」と表明した。
ユーロドルは1.14ドル台から一時1.1360ドル付近まで下落。目先の下値サポートが21日線が1.1350ドル付近に来ている。
今週はECB理事会が予定されている。予告通りに資産購入の年内終了してくる可能性が高い。注目はECBがその次の利上げのステップに積極性を示すかどうかだが、このところのドイツの弱い指標や、インフレ圧力も強まる気配を見せていない。フランス、イタリアの動向も気掛かり。かなり慎重なスタンスを強調してくることも予想される。
EUR/USD 1.1374 EUR/JPY 128.47 EUR/GBP 0.9051
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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