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【これからの見通し】米FOMCは予想ほどタカ派ではなくドル安に、さらに介入を想起させる動きも、あすは週末の薄商いで米雇用統計

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【これからの見通し】米FOMCは予想ほどタカ派ではなくドル安に、さらに介入を想起させる動きも、あすは週末の薄商いで米雇用統計

 昨日は注目の米FOMCの結果が発表された。政策金利は予想通りの6回連続の据え置き。声明では従来のインフレ文言に加えて、「最近数カ月で、2%目標に向けたさらなる進展に欠けている」としていた。これはややタカ派的。しかし、パウエル議長会見では、「利下げの道と、利下げをしない道がある」と述べており、一部市場が期待した利上げに関する言及まではみられなかった。 全般的にはそれほどタカ派色は強まらなかったとの印象で、ドル売りに反応していた。

 しかし、それ以上に市場を驚かせたのが、ドル円の急落だった。FOMC後の値動きが一巡した東京早朝5時頃に、157円台から153.04近辺まで下落。介入を想起させる値動きだった。その後は東京市場で156.28近辺まで反発する場面があり、足元では再び155円台へと軟化してきている。

 日米金利差に基づく相場状況には何らの変化もみられていない。投資資金は低金利国から高金利国へと移動するという相場原理は引き続き働くこととなろう。ただ、今週の急速な円買いの動きが、政府日銀による介入である仮定すると、なんらかの水準修正の意図もありそうだ。市場ではどこまで円高方向への動きが進むのかを注意深く見守っている状況だ。

 あすには米経済統計で最も注目度の高いものの一つ、米雇用統計が発表される。東京市場が3日、6日を休場になるなかで、米雇用統計は週末を控えたNY時間に発表となる。再びNY午後や週明けアジア時間など薄商いのタイミングでの介入観測が警戒されそうだ。

 この後の海外市場で発表させる経済指標は、独仏ユーロ圏の製造業PMI・確報値(4月)、米貿易収支(3月、)米非農業部門労働生産性指数(速報値)(2024年 第1四半期)、米新規失業保険申請件数(04/21 - 04/27)、米製造業新規受注(3月)、米耐久財受注(確報値)(3月)、カナダ国際商品貿易(3月)など。

 発言イベント関連では、OECD経済見通し、レーンECBチーフエコノミストの講演、アップル、モデルナ、アムジェン、コインベースなどの米企業決算発表が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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