【これからの見通し】ドル円は堅調地合い維持も、ここからの上値追いには少し慎重
【これからの見通し】ドル円は堅調地合い維持も、ここからの上値追いには少し慎重
先週後半のドル売り・円買いにつながったAI関連株の急落が一服し、昨日は同関連株の買い戻しが見られた。原油高の勢いも和らいでおり、市場のリスク警戒感は後退しつつある。円高の一服を背景にドル円はしっかりとした推移が続く。ただ、今週は今日・明日と米連邦公開市場委員会(FOMC)、水・木曜日はECB理事会、木・金曜日には日銀金融政策決定会合が控えている。明日の英秋季予算案や木曜日の米第3四半期GDP速報値の発表なども注目されており、週半ば以降の重要イベントを前に、上値・下値ともに動きにくい展開が予想される。
この後のドル円は、157円台を中心とした比較的落ち着いた値動きが見込まれる。
ユーロドルは、先週末のムーディーズによるフランスの格付け据え置きを受けて財政懸念が後退。独仏の国債利回り差(スプレッド)も縮小傾向にある。それでも、格下げは今回は免れたものの時間の問題との見方が根強く、ユーロの戻りは鈍い。1.11台後半を中心に、戻り売りに押される展開が続きそうだ。
ユーロ円は176.00円を挟んでのもみ合い。米FOMCなどを控えてドル主導の相場展開が見込まれ、クロス円は方向感を欠きやすい。株安の一服は下支え要因となるものの、対ドルでのユーロ売りが重石となり上値は重い。
ポンドドルも上値が重く、午後に入って東京午前の安値を割り込む展開となっている。明日の英政府による秋季予算案発表を控えて積極的な売買は手控えられており、値幅はかなり限定的だ。対円では午前の210.42円から210.00円近辺まで軟化したものの、その後は下げ渋るなど、一方向のトレンドは出ていない。この後もやや神経質な動きとなりそうだ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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