ユーロドル、FOMC後に1.15ドルを試すリスクが意識される=NY為替
ユーロドルは1.15ドル台での狭い範囲での上下動に終始している。完全にFOMCの結果待ちとなっている。一方、ユーロ円も179円付近での推移となっており、180円に向かうことなく買戻しが一服している状況。
ユーロドルはFOMC後に1.15ドルを試す下方向へのリスクが意識されている。過去10回のFOMCでは、政策決定から6時間以内のユーロドルの変動率は平均で上下0.41%と、ECB理事会後の0.22%の約2倍。ウォーシュ議長就任後に限れば平均0.7%に拡大している。
利上げは既にドルに織り込まれており、焦点はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)とウォーシュ議長の会見に移っている。ただ、米国債利回りとドルの相関が強まっているため、米金利が上昇を続ければ会見の内容にかかわらずドル高圧力が残る可能性がある。また、追加利上げ観測を大幅に後退させるハードルも高いと見られている。
ユーロ側にも下押し材料がある。市場は今後12カ月でECBが計約0.75%ポイント利上げすると織り込んでいるが、エコノミストの間では今回の利上げ局面は既に終了したとの見方が中心。ユーロ圏のインフレ期待も落ち着いてきており、ECBが市場予想以上にタカ派姿勢を強めるハードルは高いと見られている。
EUR/USD 1.1536 EUR/JPY 178.98 EUR/GBP 0.8578
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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