【これからの見通し】本日の米CPIでドル相場に方向性が鮮明となるのかをチェック
【これからの見通し】本日の米CPIでドル相場に方向性が鮮明となるのかをチェック
本日の注目イベントは、日本時間午後9時30分に発表される8月米CPIとなる。市場予想を確認しておこう。前年比は+3.4%(前回+3.4%)、コア前年比は+2.4%(前回+2.5%)と一段のインフレの伸びは抑制される見込み。一方で、前月比は+0.4%(前回+0.1%)、コア前月比は+0.2%(前回+0.2%)と足元でのインフレ加速が示される図式だ。
今週は原油高が進行しており、今後のエネルギー価格への影響が懸念されている。中東紛争の長期化への警戒感、サウジの生産抑制などの要因によってNY原油先物は104ドル台まで急伸する場面があった。現在も101ドル付近で推移し、心理的水準である100ドルを上回る状況となっている。
市場の米利上げ観測を確認すると、直近のCMEフェドウォッチで9月利上げ確率は69.6%、据え置き30.4%と約7割が9月米FOMCでの0.25%利上げを織り込んでいる状況。昨日発表された米PPIの上振れの影響が色濃く出た数字となっている。
上記のような状況下で、本日の米CPI発表を迎えることとなる。予想段階では比較的前回からの変化は少なく見積もられている。しかし、米PPI以上に注目度の高い指標とあって、市場反応が増幅される可能性があり、結果と予想との乖離幅に市場の注目が集まっている。
その他の経済指標発表予定は、トルコ経常収支(7月)、メキシコ鉱工業生産指数(7月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)、ドイツ経常収支(7月)など。ミシガン大指数は51.0と前回の51.7からやや低下する見込みとなっている。
発言イベント関連では、シュレーゲル・スイス中銀総裁がイベントに出席、ラガルドECB総裁がインタビューに応じる予定、レーンECBチーフエコノミストが経済政策会議に出席する。昨日のECB理事会でインフレ警戒を示したラガルド総裁の発言が注目されよう。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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