英経済、生産性の伸びに回復の兆し=NY為替
明日のウォーシュ議長の講演を待つ中、本日の為替市場は方向感のない展開が続いている。ポンドドルは1.35ドル台後半での上下動に終始。次第に上値が重くなっているものの下押しする動きもなく、上昇トレンドは継続している。一方、ポンド円も216円台で上下動しており、次のアクション待ちの状態。
近年、英経済は1.0-1.5%程度の低成長と高インフレの同居が続き、潜在成長率の低迷が意識されてきた。しかし足元では、長年低迷していた生産性の伸びに回復の兆しが出ており、中期的な成長力を押し上げる要因として浮上している。エコノミストが指摘した。
一方、純移民の減少は労働供給の抑制要因となり、この傾向は2056年まで長期化する見通し。これらを総合すると、2026-27年の英潜在成長率は平均1.4%程度へ向上し、2040年ごろまではこのペースを維持できると見られる。だが、それ以降は急速な高齢化に伴う労働力不足が影を落とし、潜在成長率は1.0%程度にまで減速する公算が大きい。英経済は当面、生産性改善による成長力の底上げが見込めるものの、長期的には構造的な人口動態が経済の拡大を制約する構図が浮き彫りとなっている。
GBP/USD 1.3596 GBP/JPY 216.54 EUR/GBP 0.8570
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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