【これからの見通し】ドル高継続へ、株式市場は米半導体企業決算待ちに
【これからの見通し】ドル高継続へ、株式市場は米半導体企業決算待ちに
このところ、ドル高圧力が継続している。直近の米FOMCでメンバー金利見通しが年内1回の利下げから1回の「利上げ」へと転換したことが主因となっている。中東情勢はまだ不透明感をはらんでいるものの、60日間の停戦合意がなされたことで原油が軟調に推移するなど、総じて市場材料としては落ち着いたものとなっている。ドル高の主役が有事ドル買いから米利上げドル買いに移行している。
このあとのロンドン・欧州市場でもドル高の基本線は継続しそうだ。そのなかで、ドル円の162円台接近などの動きがみられれば、再び介入警戒感で神経質に振れる局面も想定しておきたい。ユーロドルは1.13台の定着、ポンドドルは1.32台からさらに1.31台をうかがう動きが見られそうだ。
また、足元では株式市場が神経質な動きを示している。AI関連株が相当の熱気をもって買われてきたが、ここにきて調整の動きが広がっている。本日のNY引け後には半導体大手の米マイクロンテクノロジー決算が予定されており、市場の注目を集めている。
この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツIfo景況感指数(6月)、米MBA住宅ローン申請指数(06/13 - 06/19)、米経常収支(2026年 第1四半期)、米新築住宅販売件数(5月)など。あすの米PCE価格指数が注目されるなかで、今日の指標群がドル相場に与える影響は限定的となりそうだ。
発言イベント関連では、シュレーゲル・スイス中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁、ロジャーズ加中銀上級副総裁、ブリーデン英中銀副総裁、チポローネECB理事、ディングラ英中銀委員、ムーラン仏中銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。カナダ中銀議事録(6月10日開催分)、FRBの銀行ストレステスト結果などが公表される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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