【本日の見通し】ドル高やや優勢か、ドル円は160円台回復の可能性を意識
【本日の見通し】ドル高やや優勢か、ドル円は160円台回復の可能性を意識
中東情勢をにらみながらの展開が続く。米国とイランの和平協議は何らかの合意が近いとの期待から原油安が昨日も進むなど、ある程度の楽観論が見られる。一方でドル円はしっかりした動きが継続し、一時159.58円まで上値を伸ばした。介入警戒感が上値を抑え、一気の上昇には慎重になっているものの、じりじりとした上昇が続いている。
ドル円は地合いの強さを意識して、上値トライの可能性が強まっている。160円手前では売りが出てくるとみられるが、押し目が限定的なものに留まるなど、ドル買い円売りの意欲が強く、売り注文をこなして160円の大台を回復する可能性がそれなりにありそう。4月30日に介入とみられる動きのあった160円台後半がポイントとなりそう。
本日は4月の米PCE(個人消費支出)価格指数が発表される。米国のインフレターゲットの対象指標であり、注目が集まるところだ。同様の指標である消費者物価指数が予想を超える伸びとなり、生産者物価指数もPCEの算出に利用される航空運賃やポートフォリオ管理費が前年比で伸びる結果となっていたことから、前回から伸びが強まると見込まれている。ただ、消費者物価指数の伸びを支えた住居費が指数全体に占める割合がPCEの方がかなり小さいことや、CPIの項目の中で、比較的落ち着いた数字となっていた医療費の占める割合がかなり大きいことなどから、予想を下回る可能性がある点には注意したい。予想からの乖離が上下どちらかに見られた場合は、市場が米物価動向に比較的神経質になっているだけに、相場に大きな影響を与える可能性がある。
ユーロドルは1.16台前半を中心とした推移。NY朝に一時1.1660ドル台まで上昇も、その後はドル買いがやや優勢。ただ、1.1600ドルを試す勢いも見られず、上下ともにやや動きにくい展開が続く。
ポンドドルもドル高がやや優勢で1.34台半ばを挟んでの推移から、一時1.3410ドル台を付けた。この後も少し上値が重い展開となりそう。
ユーロ円は堅調なドル円の動きに支えられ、一時185円台後半を付けたが、対ドルでのユーロ売りに上値を抑えられている。この後もドル主導の展開が見込まれ、185円台中心の推移となりそう。
ポンド円も対ドルでのポンド売りを受けて、214円台半ば近くで売りが出た。この後214円台半ばあたりが重くなると、もう一段の下げがありそうだ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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