ユーロドル、米欧の労働市場の格差背景に下落リスク意識=NY為替
きょうの為替市場、この日発表の米生産者物価指数(PPI)が予想を大きく上回り、米国債利回りも上昇していることで、ドル高が優勢となっている。その中でユーロドルは一時1.16ドル台に下落する場面が見られたものの、いまのところ1.17ドル台は維持している状況。一方、ユーロ円は184円台後半での推移となっている。
アナリストからは「ユーロ圏と米労働市場の格差拡大を背景に、ユーロドルの下落リスクが意識される」との指摘が出ている。米労働市場は底堅さを堅持する一方、ユーロ圏の雇用指標には悪化の兆候が見られているという。ユーロ圏は失業率こそ6.2%と過去最低水準にあるものの、他のデータは労働市場の減速を示唆しており、ユーロ圏PMIの雇用指数は今年に入り毎月縮小している。また、フランスの失業率は5年ぶり高水準となっているほか、ドイツもパンデミック時と同水準まで上昇している。
この傾向が続けば、FRBは利上げ実施の可能性がある一方、ECBは市場が織り込む年内3回の利上げの可能性は低下しているように見えるという。その場合、金利差縮小からユーロドルの重荷になるとしている。
EUR/USD 1.1712 EUR/JPY 184.85 EUR/GBP 0.8663
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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