【本日の見通し】ドル円は162円台中心の推移か、上値トライ一服も、地合いは堅調
【本日の見通し】ドル円は162円台中心の推移か、上値トライ一服も、地合いは堅調
中東情勢への警戒感が一服し、ドル円は高値から調整の動きも、下がると買いが出る展開。日本政府の骨太の方針での利上げ牽制と積極財政への警戒感が円売りにつながっている。長期金利のベンチマークとなる日本国債新発10年物利回りが昨日一時2.9%を付けた。1996年11月以来約29年8カ月ぶりの高水準となる。金利高は通貨高に作用することもあるが、今回の長期金利上昇は、財政赤字警戒と物価高警戒からの日本売り(国債価格下落)の動きと見られており、円売りにつながっている。
この後8時50分に発表される6月の日本国内企業物価(財部門の卸売物価に相当)次第では、円売りが加速する可能性があるだけに注意が必要。消費者物価指数に比べて企業間の物価はコスト転嫁などが起きやすく、物価変動の先行性がある。
イラン情勢に関してはいったん警戒感が落ち着いているが、注意が必要。週末を挟んでのポジション維持に慎重になる可能性があり、海外市場でのポジション調整の動きなどに注意したい。
ドル円は162円台を中心とした推移か。堅調地合いが維持される見込みで、162.00円前後がしっかりとなりそうだが、イラン情勢一服で163円トライの勢いには欠けるとみている。
ユーロドルは1.14台前半を中心とした推移か。こちらも上下ともにやや動きにくい。
ユーロ円は185円台後半を中心に次の方向性を探る展開か、185.50円をしっかり割り込むと、ストップロス注文を巻き込んで少し売りが出そう。
ポンドドルは1.3400ドルを挟んでの推移が見込まれる。地合いは堅調となっているが、ユーロドルの上値が重く、ポンドドルも大きな動きにはなりにくい地合い。
ポンド円は217円台後半中心の推移か。このところの上昇の勢いが強く、高値警戒感から218円台での上値追いには少し慎重姿勢が見られる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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