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【これからの見通し】中東戦争は長期化する懸念、為替市場はドル高も値動きは限定的

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【これからの見通し】中東戦争は長期化する懸念、為替市場はドル高も値動きは限定的

 米国・イスラエルはイランに対して、さらに大規模な攻撃を実施する可能性が示されている。当初は4-5週間で終結を見込んでいたトランプ大統領は、より長期化も辞さない構えだ。イランの領土は広く、地形も複雑だ。また、ホルムズ海峡封鎖の動きもあり、原油を中心としたサプライ・チェーンの危機が世界経済に打撃を与えることが懸念されている。

 この状況を受け、東京株式市場では日経平均が連日の大幅安となっている。本日の下落率は3%超となる場面があった。米株先物や欧州株先物も続落している。しばらくはリスク回避の動きが続きそうだ。為替市場ではそれほどパニック的な動きはみられていないが、根強いドル高圧力が観測されている。ユーロドルは1.16台、ポンドドルは1.33台に軟化、ドル円は157円台で取引されている。

 戦争の長期化は資源の浪費・様々な破壊を伴うことから、生産や物流に多大の影響を与える。特に、中東地域の戦争とあって石油という重要な資源の供給に打撃を与える。リスク回避動向が一巡したあと、今後しばらくはインフレの高まりが市場のテーマとなってゆきそうだ。きょうはレーンECBチーフエコノミストがインフレ高進への警戒感を示した。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ消費者物価指数(2月)、トルコ生産者物価指数(2月)、フランス財政収支(1月)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(2月)、ブラジル実質GDP(第4四半期)などが予定されている。インフレ指標が多いが、いずれも2月データとなっている。まだ中東戦争の影響を織り込む前の段階の数値としてみる必要があろう。

 発言イベント関連では、ウィリアムズNY連銀総裁、コッハー・オーストリア中銀総裁、スレイペン・オランダ中銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁などのイベント出席や講演などが予定されている。また、本日の英議会ではリーブス英財務相が春季財政報告・最新経済見通し発表する予定。政府側は「大きなサプライズのない安定した内容」にすることを強調している。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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