ドル円一時156.49円 東京CPI予想以上の鈍化で利上げ遠のくか NY金は最高値
ドル円一時156.49円 東京CPI予想以上の鈍化で利上げ遠のくか NY金は最高値
政府の物価高対策の影響で12月の東京CPIは伸びが予想以上に鈍化した。インフレ鈍化を受け日銀が追加利上げに慎重な姿勢を示すとの見方が広がっている。東京CPIは全国CPIの先行指標となる。
東京CPIを受け円売りが広がりドル円は一時156.49円まで上昇した。ただ、値動きは限定的。欧米オセアニアなど世界的にクリスマス休暇で取引参加者は少ない。きょうは米国市場は再開するが、週末や年末を控え小動きになる可能性がある。
地政学リスクが高まっている。米国によるベネズエラ原油封鎖に続き、米国がナイジェリアISISテロリストに致命的な攻撃を開始した。来年にはイスラエルとイランの再衝突の可能性が高まっている。
イランが弾道ミサイルの備蓄を再構築しようとしているとして、イスラエルのネタニヤフ首相は今月29日にトランプ米大統領と会談する際にイランへの攻撃準備の可能性について説明する予定だ。
地政学リスクの高まりを受け、安全資産のNY金は時間外で最高値をつけた。NY銀と東京金も最高値を更新。NY原油は小幅高。
執筆者 : MINKABU PRESS
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